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ダイエー甲子園店

「甲子園(阪神タイガース)に来たのに、ダイエーを見るとは…何か変な感じだなー」「そんな事ないですよ、田中部長(本社・新規事業部)。この店が話題の“新生ダイエー”のモデル店舗なのですから」「そう言えば最近、妙にダイエーびいきだねー」「そうですか?実は、この店に関しては“すばらしいので、見に行って欲しい!”と読者の方から教えてもらったのです。コーナーでの紹介が遅れて、申し訳ございませんでした」
 JR大阪駅から阪神電車で20分、“あの球場”がある「甲子園駅」目の前の『ダイエー甲子園店』にやって来た。ダイエー再建の切り札業態・CVC(カテゴリーバリューセンター)のモデルとして、9月15日にリニュアールオープンした。その効果があって、全体で前年比180%の推移とか。さて、この“CVC”の意味であるが、簡単に言うと「直営の専門店の集合体化」で、「価値のある価格帯と品揃え」を持たした売場造り、という感じか。例えば、ここの2Fにあるカジュアルウェア『PAS(パス)』は、ファミリー層を狙い、大人から子供までの品揃えがある。もっと言うと、あの「ユニクロ」から訴えられた店なのだが、つまりGMSの衣料品コーナーに「ユニクロ」みたいなコーナーがある、と云う事なのだ。従来の売場では、広いフロアーに婦人物、紳士物といった形での“縦割り”で売場が構成されていたが、ニーズに合わなくなってきた為、それを消費者の望む“カテゴリー”でまとめようとしているのである。このコンセプトで、同店には全部で“10のCVC”が組みこまれた。特に注目は、同社初登場の『ホームワールド』と『DAILY USE AtoZ』か。前者は、ベッドや家具と一緒にカーペットな照明器具までも取り扱う。つまり、“寝室”とか“子供部屋”とかをテーマにし、その空間を創る全ての商品を提案しているのだ。従来では、家具は“家具売場”、照明器具は“家電売場”にあったのだが、展示している“子供部屋”全部をそのまま買えるのだ。ご丁寧に、“リフォーム工事”まで請け負うらしい。後者は、調理用品やバス用品などを“収納用品”という切り口で、100円、300円、500円、700円、1000円の5均一価格帯でくくった店舗だ。カラーも全ての商品に4色揃え、コーディネート出来る。「ダイソー」等との差別化か。確かに全体を通して、各階にストーリーみたいなものが入り、その意気込みが感じられる。それに引っ張られて、食品売場も“惣菜(HMRコンセプト)”から入るレイアウトで、各コーナーを「おかず工房」「ほっとできたて丼」「カラット」などの名称を付け、ここでも“ミニCVC”の精神が生かされている。確実に、“売場(買い場)”は変化してきている。ポイントカードや接客の態度とか、全員で、変えていくんだ!がんばれー!このままだと、日本は“イオンvsヨーカ堂”になってしまう。そんな事で、「ウォルマート」や「テスコ」に勝てるかー。これで、“ダイエー復活”のプロローグは整った!待てよ、またダイエーびいき?ってか。そうだ、冷静に考えよう。今、新しいダイエー店舗を見る時、どうしても、昔の同社イメージと比較して考えてしまう。しかし、良く考えると、これ位の事は…“イオン・グループ”では当たり前か。“CVC発想”もダイエーがやると良くなった様に感じるが、どの店舗も業態も、決してオリジナリティとは言えない。物真似は、「ユニクロ」だけじゃなく、「コムサ」や「ニトリ」や「無印」も…今後の課題は、ここにある。どう、これらの“CVC”を進化させるか、である。しかし、私が心から“ダイエー復活”を応援する立場は変わらない。どんどんオープンする改装店舗も、自分なりに“冷静なストコン”をするつもりだ。期待しているゾー。もっと、もっと変わってくれー!がんばれー!ダイエー!「おい、おい、そんなに興奮するなよ。ここは、“甲子園”って事を忘れるなよ!“セ・リーグ”なんだから…」「す、すいません。あっ、タイガース・グッズが売っていますよ。ねー、“桧山ストラップ”なんて、どうですか?」「それ、誰?」「誰って…」同じ関西人として悲しかったけど…この日、部長が“巨人ファン”である事が、判明した。 (M・K)

■店舗概要
住所
兵庫県西宮市高潮町3−3
TEL
0798−45−0077
最寄り駅
阪神電鉄 甲子園駅 西改札すぐ
店舗面積
8,052.9坪
駐車台数
1,000台
オープン日
平成7 年9月1 日(リニューアル:平成13年9月15日)
営業時間
10:00〜21:00
URL
http://www3.daiei.co.jp/stores/0633/
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