〜 第 38 回 〜
■生鮮部門の見直しを図ろう…
穀物価格の高騰が食品の価格の値上げを誘引し更には日用品などまでも値上げラッシュでスーパーの競争は体力勝負の様相を呈している。
大手企業はメーカーの値上げ云々にも拘らず、値上げ阻止、生活応援支援などと価格の安さをPR。最近では6月まで値上げストップ宣言し、食品・雑貨の価格の安さで一層の集客を図る戦略のようである。したがって、中小店舗に関しては生鮮部門の見直しと強化策が求められる。
★ 青果部門
・野菜:主力商品の価格200円を上限としての取り組みとEDLPの取り
組み。
・果物:ここの商品の導入期・最盛期(旬の商品)・晩期の理解と旬の商品
の追及。
★ 鮮魚部門
・ 刺身:惣菜部門と同様の取り組み(鮮度と旨みの追求)
・ 鮮魚:鮮度レベルの更なる充実を図る。
例えば自店の弱い日の強化策として仕入れの拡大と価格政策を採る場合がある。然しその商品量を消化出来ない店がその政策を取り入れるため残品を翌日に回すため売れる曜日の鮮度レベルを落とすことになり、売れる曜日も落とす結果になる。したがって、売れない曜日(日)はまず現状の在庫量を縮小して売り切ること。鮮度を上げることです。
★ 精肉部門
・ 若い客層の絶対支持を取り付ける戦略の徹底を図る。
・ メーカー加工品をルートセールス任せにしないこと。
● 中小店の部門構成・粗利益率・相乗積を考察する。
物価高騰にさらされ続けている昨今、グロッサリーや日配においては激安競争とも言える状況です。スーパーマーケットの基本と言えば生鮮3品なわけですが、中小企業が大手に立ち向かうには、この基本を中心に戦略を立てることが大切だと言えるでしょう。廃棄ロスの削減と時宜を熟知した販売を徹底し、ニーズに合わせた提案をすることの積み重ねが、最後に勝利する近道なのではないでしょうか。
価格で競いあうことは、企画としては簡単でしょうが、実際「どこまで?」ということで大量に仕入れられる側に軍配が上がるのは仕方のないことなのです。差別化というのは、価格ではなく、企画力であり、どれだけお客様の立場になった提案が出来るかということです。売れているスーパーというのはただ単に価格が安いだけではないはずですよね?ある企業のトップが「『競合、競合』と同業者をライバル視するのではなく、相乗効果を狙うと共にまずは、来店して下さったお客様の要望や社会の動向を見て入れば、自然と売上は確保出来る」とおっしゃっていましたが、基本に帰りましょう!ですね。
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